2006年03月29日

結婚までの道のり〜返品不可〜

いよいよたくま君が我が家へ結婚の挨拶にくることとなった。
夕方にたくま君連れてくるよとお母さんに話し、たくま君とこに行ったら、すでにスーツを着込んでいた。

まだ午前中だったので、

「夕方行くんだから、まだ着なくていいよ」

といったけど、

「もう着ちゃったんだからいいでしょう!!!」


と緊張のあまり、妙にヒステリックになっており、どうでもいいことで声を荒げる始末。

こりゃいかんと思い、カラオケボックスに連れて行き、一緒に歌を歌ったりして励ました。


「うちのオヤジはただのデブだよ〜♪
全然怖くないよ〜♪
あんたんとこのマフィアのほうが怖いよ〜♪」



と話して聞かせた。


実際、オヤジの恐怖度でいったら、たくまくんちの父さんのほうが見た目は怖いのだ。


立派なヒゲを生やしてて、葉巻を吸うし。
見た目、香港マフィア。




たくま君ちには猫の他に、一体何年生きてるんだ?と思われるでかい亀も2匹おり、いつも大型水槽の中で暴れている。
たくま君ちに、友達が遊びに来ると、たくまパパが現れ、


「ただで遊んで帰るつもりかい?
(亀の)水槽を洗っていきなさい。」



と有無を言わさず、亀の世話をさせるのだそうだ。

高校生、大学生になっても、たくまパパはたくま君の友人を見かけると、必ず水槽の掃除をさせるので、
友人たちからは「亀マフィア」と恐れられていたという。



カラオケして、リラックスしたのか、たくま君も徐々に普段の落ち着きを取り戻し、適当に時間をつぶして、いざ私の実家へと向かったのだが、2月にも関わらず、彼は汗だらだらだった。


家に行ってみると、めったに掃除をしない、うちの実家の居間がこれでもかというほど、
きれいに整理されており、幾分押入れが膨らんでいるように見えた。

…突っ込んだな、母さん。


思わず

「うちって案外、広かったんだねぇ〜」

と呟いた。


父さんが落ち着かないのか、巨体をざぶとんの上でゆすっている。

ばあちゃんと、母さんと父さん、そして呼んでもいないのに、興味本位で妹や弟も現れ、居間は人でいっぱいになった。

弟はたくま君の顔を見るなり、


「スネ夫に似てる!」


と失礼なことを言い出し、たくま君が狼狽。


ばあちゃんはたくま君が結婚の挨拶を始める前から、


「きょんちゃんと結婚するなら100万円
よこせ!」



と言い出し、さらにたくま君は困惑。

*のちにたくま君は本当に100万円を用意してくれた。



こうして外野がごちゃごちゃ勝手に話し始める中、私がそれを遮り、たくま君に自己紹介してもらった。


父さんが仕事や、健康状態についてたくま君に質問し、さらに一緒に釣りに行きたいからか、

「釣り、好き??」

とか、どうでもいい質問まで繰り広げたが、たくま君は汗をかきかき、穏やかに、丁寧に回答した。

最後にはしっかりと

「大事にしますんで、きょんこさんを
僕に下さい!」


と言ってくれた。父さんはちょっと黙った後で、


「…返品不可だからな。」


と答え、結婚は了承された。
あとはわきあいあいと寿司をみんなで食べた。


安心したたくま君がテーブルの下で私の手をきゅっと握って、にこっと笑ってくれた。
汗っかきの、その手は案の定、ぐっしょりと湿っていたけど、私はすごく嬉しかった。

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たくま君の弟は東京でテレビ番組のADをしている。
先日は、安田大サーカスのヒロの衣装探しに奔走したとのこと。

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2006年03月27日

結婚までの道のり〜幸せにします〜

たくま君と私の間で結婚を決めたのはいいものの、親へも報告しなくてはいけない。

最初に私がたくまくんちに挨拶することになった。


お母さんに結婚する相手んとこに挨拶に行くんだ〜って話をしたら、一瞬、驚いた顔を見せたものの、すぐに

「健康診断書を持って行きなさい!」

と言い出した。


「へ??何で?」


と聞くと、


「結婚するんであれば、向こうのご両親だって、嫁の健康状態が気になるだろうし、こっちだって、向こうの健康状態が気になるじゃない?

先に診断書見せておけば、向こうも多分見せてくれるでしょ?
あんた、ちゃんともらってくるんだよ。」



と言われた。

一生を共にする相手だもんな、なるほど!と思い、半年前に会社で受けた健康診断の結果を持って、たくまくんちに行った。


たくまくんちの父さんと母さんはうちの両親とタイプが違って気品にあふれる人だった。


お父様は立派なヒゲを蓄え、でっぷりとソファに腰かけ、お母様はまばゆい貴金属を見に付け、にこやかに微笑んでいた。


そして、うちでは見たこともないようなきれいなカップにおいしい紅茶を入れてくれた。

すぐ横のカーペットにはよく肥えた2匹の猫が死んだように眠っていた。
たくま君から、その2匹の猫の名前は事前に聞かされていた。


オズラカメンと
ミケランジェロ。



何やらたいそうな名前だ。
とりあえず猫をほめとけとたくま君に言われていたので、私は営業で会社訪問したような感覚で、


「いや〜〜、丸々としてかわいい猫ちゃんですね〜!」


と言っておいた。


「ははは!
ほら、オッズとミッケも起きて挨拶なさい。」



お父様に促され、猫2匹が「ナ〜〜オ」と言いながら這い上がった。

どうやらオッズとミッケがオズラカメンとミケランジェロの愛称らしい。


「猫はお好きかね?」

と突然聞かれ、

「大好きです!!」

白猫のオッズのほうを高々と持ち上げてみせた。

たくまくんが慌てて、「持ち上げなくていいよ!!」といったので、すぐ猫をおろした。


あ、そうだ!健康診断書!
母さんに言われてた健康診断書のことを思い出し、それをごそごそとバックから取り出して、テーブルの上に出し、挨拶もそこそこに


「実はたくまさんと一緒になりたいと思ってるのです。」


と切り出した。
たくまくんは、「ゲッ!話が早すぎるよ!」みたいな顔してたけど、どうせ今日挨拶にくることは話しているのだから、さっさと済ませたほうがいいと思ったのだ。


「この通り、身体もしっかり健康ですよ」


と診断書も広げてニコニコとして見せた。
今、思うと何でこんな馬鹿な挨拶の仕方をしてしまったんだろうと恥かしく思う。

明るく元気な娘が好きみたいと、たくま君からご両親の話を聞いていたので、
とにかく健康度をしっかりとアピールしなくてはと思ったことはよく覚えている。


幸い、ご理解のある優しいご両親で、終始、笑顔で私とたくま君の話を聞いてくれた。


私自身はよく覚えていないのだが、後から聞いたたくま君のお母様の話によると、私はこの挨拶訪問の際に、たくま君の肩をポンポンと叩きながら、

「絶対、幸せにしますから!!」

と豪語していたらしい。
話が弾むと勢いで、ガンガンしゃべるタイプなので、そう言われれば、言ったかもしれない…


けれども、この様子を見ていて、お母様は安心したんだそうな。

「どちらかというと控えめなたくまには、ちょうどいいかも」

と。
結婚から丸4年経とうとしている今でも、とても優しいご両親で、私の誕生日や結婚記念日には自分の娘のようにお花や、靴、洋服をプレゼントしてくれる。


こうしてたくまくんのご両親への挨拶を終え、いよいよたくま君が我が家へ挨拶にくることとなったのだった。  …つづく

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今日は荒川静香が一番町で凱旋パレードやってたよ。
会社出られなかったから見にいけなかったよ…
努力の結晶の金メダル!改めておめでとうございますm(__)m

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2006年03月17日

結婚までの道のり〜アリンコに感謝〜

たくま君との馴れ初めの続きです。


ちゃんとお付き合いを始めて3ヶ月たった2002年の1月ぐらいに、結婚式場でやってるイベントにカップルで参加すると、ただでケーキとかご飯とか食べれていいよ♪という情報を友達からもらった。


まだ社会人2年目だったので、結婚なんて考えもしてなかったけど、ただでいろんなもん食えるなんてすげぇ!!と喜び勇み、たくま君にデートがてら結婚式場めぐりをしようと話した。


たくま君は一瞬ぎょっとした顔をしたが、
タダ飯を食べたいだけ!と強調すると、それならOKということで、最初は×××ガーデンパレスに行ってみた。


ここではドレスのファッションショーを見せてくれた。
あと、実際の披露宴で出されるというメインディッシュのお肉のかけらと、小さいケーキを食べさせてくれた。


思った以上に食えなかったので、かえって腹が減った(´・ω・`)ショボーン



式場の人に「ご予定はいつごろで?」とかいわれて、まったく何も考えてなかったから、


「いや、まだ決めてません…」


と苦笑いしたら、向こうも何か察したのか、それ以上つっこんでこなかった。



次の週には仙台××ホテルに行った。

ここは模擬結婚式で私とたくま君にケーキ入刀をやらせてくれて、その上、記念写真まで撮ってくれた!!

他の見学に来ていたカップルの前で拍手までしてもらっちゃって、何だか少し結婚に対して乗り気になってきてしまった。

たくま君は「結婚式って素敵だねぇ…」
と呟き始めた。



帰り際にスカイラウンジでのステーキ食事拳まで頂いた。
目の前でシェフがステーキを焼いてくれて、めちゃくちゃ美味しかった!!


式場の雰囲気にうっとりしているたくま君を尻目に、私はさらに無料で食事にありつける結婚式場を探した。



次に訪れたのが、パレス××だった。

ここはドレスを着せてくれて記念撮影してくれた上、結婚式で出される食事のフルコースを食べさせてくれた。


そのうめーのなんのって!!
幸福の絶頂!!




ここの営業さんが、なんとなく虫のアリに似た感じの人で、気さくに話しかけてくるのだが、たくま君の心をうま〜く、くすぐるのだ。


「今、こちらの披露宴会場ですと、キャンペーン中ですので、かなりお手ごろ価格ですよ。時期的には10月なんかお勧めですね」


「会場のテーブルクロス、お花やキャンドルに至るまで、お客様の自由に選べるオーダーメイド方式なんですよ」




私は食べ物メインだったので、「ふ〜ん、ふ〜ん」と聞き流していたが、たくま君はここ最近の式場めぐりで、結婚に対してのあこがれが強まっており、目つきが本気になってきていた。


そしてこう言い放ったのだ。


「では、10月の予定で、
会場を押さえていただきたいのですが」



ええええっ??!!(゚Д゚;)


一瞬、何が何だかわからなくなったが、たくま君にやさしく、


「いいよね?きょんこちゃん」


と言われて、おもわず


「う、うん」


と答えた。
今、思えばこれがたくま君からの
プロポーズだったのだ。



こうして、私とたくま君はコンビニでの出会いから約半年というスピードで、アリンコさんの巧みな営業トークとフルコースの食事につられて、結婚することになった。


何だか突然の結婚決意になってしまったが、式場のアリンコさんを前に、「10月でいいよね?」とたくま君に言われたときに、多少戸惑いながらも「うん」と言えたのは、

1年後だろうが、2年後だろうが、いつかはこの人と一緒になるだろうということはすでに確信していたから。


ただ、この頃は私は一度も大暴れしたことはなかったので、
たくま君からは最初の大喧嘩のあとに
「詐欺師」とか「サイヤ人」って言われたけどね…(´д`;)




物語ならここでハッピーエンドだが、現実はここからがスタートとなる。

 
親への挨拶、入籍に新居選び、式の段取りetc.…

そして日を重ねていくごとに、思った以上に強くたくましく変貌していく花嫁を前にうろたえるたくま君…

6月の入籍までの間に、カカア天下の図式はすでに形成されつつあった。

…つづく。

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イナバウアーは腰をそらせることじゃないんだよ。
本来は足を大きく広げてすべることなんだよ。
あれは荒川オリジナルで腰をそらせてるだけなの(´д`;)
「悪魔のイナバウアー」って何やねん。

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2006年03月16日

結婚までの道のり〜駄菓子屋の思い出〜

たくま君とのなれそめの続きです。


たくま君といろんな話をしているうちに、お互いの年齢や、実家の話になった。
たくま君は若く見えるけど、私より5歳年上で、出身校こそ違っていたが、実家もそんなに離れていないことが判明した。



「うちは理容店なんですよ。私が小5までは駄菓子屋だったんですけどね」


と話をすると、たくま君が興味をもって、


「何て名前の駄菓子屋?」


と聞いてきた。


「××商店です。でも、建物の外観からか、近所では『さんかく屋』って呼ばれてましたけどね」



「えっ!!!さんかく屋?!」



さんかく屋に食いつくとは思わなかったので、びっくりした。


「さんかく屋のあの角っちょのだよね?!

ぼく、大学生のときに親が今の家を建てるまで、さんかく屋の近くのマンションに住んでたんだよ。

子どもの頃はよく、遊びにいってたんだ!」




「そうなんですか(^∀^)何だか嬉しいですね」




私がのほほんと答えていると、たくま君がやや興奮しながら、


「もしかして、あのお店をいつもうろちょろしてた女の子がきょんこちゃん?」



と聞いてきた。
うちの駄菓子屋はお菓子を売ってるだけでなく、アーケードゲームも何台か置いていた。
確か1ゲーム50円だったと思う。


「高橋名人の大冒険島」とか「北斗の拳」とか「パックマン」とか、いくつか種類があって、2〜3ヶ月のスパンでそれらは入れ替わっていた。

たかはし.jpg 


hokutonokenn.jpg


ゲーセンなど近所にはなかった時代だったので、よく中学生とか小学生の群れがゲームをしに、うちの駄菓子屋へ遊びに来ていたのだ。


私は中学生がゲームしてるのを横でじっと眺めていたり、お店のわた飴機でわた飴を作って食べてたり、アイスクリームを持ち出したりして、店の中をよくふらふらしていた。


「たしかに、私は小学校低学年のころはよくお店で遊んでました。もしやあのお客の群れの中にたくま君も?!」



「うんうん!!あの小さい女の子がきょんこちゃんだったんだなぁ!!
あ!あれ!さんかく屋って昔、コスモスおいてあったよね?!」



「あ〜!あのでっかい100円のガチャガチャみたいのですか?」


今では見かけなくなったけど、
当時、ガチャガチャよりも、ちょっと高級な印象の「コスモス」というおもちゃの自動販売機があったのだ。

こすもす.JPG


「きょんこちゃんとこのおばあちゃん、コスモスの当たりくじ持っていっても、景品と取り替えてくれなくてさぁ〜

おばあちゃんの後ろに僕の当てた景品が積まれてるのが見えるのに、「ない!」って言い張るんだよね…



「すんません(´д`;)ひ孫の私がコスモス当てた時も、

オルゴールの引き換え券だったのに、
ゴリラの変なおもちゃをあてがう一風変ったひいばあちゃんだったんです。



このときは嬉しそうにして、当時の私の様子については特に何も言わず、店の思い出話に終始したたくま君だったが、のちに、


「実際、あのちっちゃいきょんこ、ゲームしてるときものぞいて来たり、うろうろするもんだから邪魔だったんだよね…」


と話してくれた。
…余計なこと言わなくていいよ。


こうして、私たちはお互いに近い距離にいながらも、

錯角線のようにすれちがったまま、接触することもなく成長し、

そしてお互いが大人になった後に、再びめぐり合えたのだった。



運命なんて大それたものではないけれど、子どもの頃に、お互いが共有した場所があったということには、何だかくすぐったい嬉しさがあった。


こうしてすっかり波長のあった私たちは、この年の11月から


「(恋人として)つきあってるんだよね?」

「うん、つきあってるよ。」



となんとなく確かめ合って、ちゃんとしたお付き合いを始めたのでした。
…つづく。

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ビビる大木、急にやせてない??

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2006年03月15日

結婚までの道のり〜汗にまみれた愛〜

暇なので、たくま君とのなれそめを語ります。

たくま君との初めて言葉を交わしたのは2001年の5月ぐらいだったと思う。


当時、私は広瀬通のとある事業所で営業として働いており、たくま君もその近くの会社でSEとして働いていた。

営業だから、ほぼ外に出ていたけど、昼休みは社内で、過ごすことが多く、近くのファミマで弁当を買う事が多かった。


ファミマにいくときに、


「なんか買ってきてほしいもんありますかぁ?」


と社内に声をかけると、みんなおにぎりだの、カップ麺だのを頼むので、そのお使いも兼ねて昼休みはファミマへ行くことが私の日課となっていた。


ある日、いつものように、みんなのおにぎりを物色していたところ、持っていた肉味噌おにぎりをごろっと床に落としてしまった。


「あ!」


「大丈夫ですか?」



それを拾ってくれたのがたくま君だった。


ファミマではよく見かける人物だったが、話をしたことはなかった。


「ありがとうございます」


私はおにぎりを受け取ると、
店の棚に戻さずに、それを購入して、
F岡リーダーに渡した。



床に転がったおにぎりとはいえ、私とたくま君の将来を形作ったおにぎりを口にしたのだから、F岡リーダーも今となっては喜んでくれるに違いない。


それから、また別の日にファミマでたくま君を見かけたときに、私は思い切って自分から声をかけた。


「こないだはどうもありがとうございました」

「あ、どうも」



たくま君も私を覚えていてくれた。


「この近くの会社なんですか?」


「はい、このすぐ横の会社なんですよ」



その日はそんな簡単な話をして終わった。
また別の日にたくま君を見かけたときは、彼から話しかけてくれて


「いつもお昼、お弁当なんですね。
あの、もしよかったらたまには一緒に外に食べに行きませんか?」



と誘ってくれた。


こうして私たちの初デートは会社の昼休みのランチとなった。
ゆうせんで寿司セットみたいのを食べたことを鮮明に覚えている。うまかったよ。


このとき、電話番号、メアド、果てはヤフーメッセンジャーのIDまで交換し合い、お互いにPC関連の会社に勤めていた我々は
仕事しながらヤフーチャットで親交を深めたのであった。


真夏になると、汗っかきの私は、水色の半そでのシャツを紺色に染め上げるほどの大量の汗をかきつつ、たくま君とランチを楽しむようになった。


「汗っかきで、すっごい恥かしいんですよね〜」


なんて笑って話していた。


後日、たくま君に聞いたところによると、普通、女の子が「汗っかき」といっても、たかが知れているのに、私が尋常でない汗をほとばしらせていたもんだから、正直かなりの衝撃を受けたそうだ。


でも、汗なんか気にせずに、豪快に笑いながらしゃべりまくる私を見て、好感を覚えたという。


なぜならたくま君も類をみない汗っかきだったから。


その後、二人での初めての遠出がなぜか山形のリナワールドとなった。
このとき、初めて手をつないだ。


たくま君がそっと伸ばして、つかんできた手は汗っかきゆえ、かなり湿っていたが、私はそれを気にせずにぎゅっと握り返した。


それがとても嬉しかったとたくま君は語ってくれたことがある。
こんなにウェットな手を握り締めてくれるなんて!!と感動したそうだ。


ただ、実際、握り返してくれた私の手のほうが思いのほかウェットだったので、それはそれで度肝を抜かれたらしい。


こうして汗にまみれながら私たちの愛は深まっていった。 

つづく…。
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2006年03月13日

文学作品で気分転換

先週は忙しかったけど、今日になってちょっと時間が空いたので、文学作品でも読んで、気分を変えようと思った。


ネットですでに著作権のなくなった昔の文豪たちの作品を無料で読めるサイトがあり、そこにいってみた。
「青空文庫」というのですが、皆さんご存知でしょうか?



何を読もうかなぁと適当に押して、竹久夢二の『先生の顔』という作品を読んだ。


学校の先生に恋をしてる女子高生が主人公のお話なのだけど、文体がレトロな香りぷんぷん。


女子高生・葉子は地理の先生が好きなのだが、それを邪魔する意地悪な光子(イメージはデビ夫人)がいる。


光子は「〜ですわ。」とか「〜でいらっしゃいますの?」とか昔のマンガにありがちなお嬢さま口調で葉子にいちゃもんをつけてくる。



そんな作品の文中にめちゃくちゃ違和感のある箇所を発見した。


あばよ.JPG


あばよ?!


あれだけ「ざます」口調を使い続けた光子がなぜ、ここにきて急に「あばよ」?!


「あばよ」なんて台詞、柳沢慎吾と
ケイ・ウンスクが発して以来、久しぶりに聞いたよ。



やな.JPG


小学校とか中学校のときに、時間ぎりぎりで夜中ヤケクソ気味に書いた作文って次の日の朝に読むと、かなりこっ恥かしい内容で


私、何でこんなこと書いたんだろう?!自動書記?(by『恐怖新聞』)」

恐怖新聞.JPG


(*自動書記*
霊が人間の手やキーボード等を用いて文字や文章を記載させる怪奇現象)



なんて思うことしばしばだったが、


竹久夢二も夜中にヤケクソでついつい「あばよ」なんて書いちゃって、そのまんま本になっちゃったのかもしれない。


だとしたら、めちゃくちゃ親近感わく。


文豪も文豪である前に
     ただの人間(・∀・)ウフ


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ドラえもんは1週間もたたないうちに、一応のクリアをしてしまい、少々物足りなかったです。
中古で安かったから「ぷちぷちおみせっち」買ってしまったけど、ゲロつまんないです。
あれは、ほんとのほんとに子どもさんのゲームですね…
私に子供が生まれたら、その子にやらせよ〜〜

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posted by きょんこ1210 at 15:35| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月07日

ドラえもん、おもしれー!

たくま君との「童心に帰って遊ぼう」計画第3弾として、予約注文してたDSのドラえもんのゲームソフトが届いた。

【新品】NDS ドラえもんのび太の恐竜2006

セガの公式HPはこちら⇒「ドラえもん のび太の恐竜2006DS」


第2弾のラジコン飛行機は悲劇のうちに終わり(⇒「強度ゼロのラジコン」参照)、さっぱり楽しめなかったので、今回こそは二人で存分に楽しむぞ!と期待していた商品だ。


このドラえもんの何がいいかって、バーコードバトラーやったり、ビックリマンカードを集めた世代としては嬉しい、RPG仕立ての本格的カードゲームだってとこ!

あるいてる.JPG


今、遊び始めてるんだけど、かなり面白い!!
バトルして勝つたびに、新しいカードが手に入るので、それらを駆使して、さらに強いカードストックを作って、戦いを進めていくことが出来る。


バトル勝利後は、所持金も増えるので、それを使って、ゲーム内のショップで強いカードを買ったり、手持ちのカードを進化させたりも出来るのだ。


いいカードを集めても、場への出し方によっては負けてしまうので、頭も使う。それぞれのカードの属性やスキルをうまく利用して戦わねば勝てない。

ドラ闘う.JPG
ドラ闘う2.JPG


組み合わせによっては闘う際に、2スクリーンにリアルな恐竜が出てきて、敵に攻撃してくれるので、それを見てるのもスカっとして気分がいい。

恐竜が.JPG


ただ、負けるとめちゃくちゃムカつくけど。


金曜日に敵をやっつけて、捕まってたジャイアンを助け出し、日曜日に鳥の巣に入れられてたスネ夫を助け出した。
ジャイアンとスネ夫を助けたら、「ジャイアンカード」と「スネ夫カード」も手に入れた。

パワーアップカードには「ジャイアンの男気」や「恐怖のジャイアン」、「怒りのドラえもん」、「スネ夫のヒステリー」など見てるだけで、笑えるものも多い。
絵柄も本来のマンガに忠実で面白い。


でも、何が面白いっていい年した社会人(しかも女)がドラえもんゲームにはまり、

こうして熱くブログで語ってること自体が一番おかしいのかもしれないね…



しかしながら今回の二人の「童心に帰ろう計画」は順調だ。
たくま君はたくま君用のソフトでカードを集めてゲームを進めており、二人で仲良くカード交換をしたり、DSワイヤレス通信対戦を楽しんでいる。


負けん気が強いもんだから、小さい頃、ゲームで負けると、
無言で相手の髪の毛をひっつかんだりした
もんだが、(←嫌な子ども)

あの頃と同じように勝負への熱い魂がよみがえり、カードバトルで負けたときは悔しさのあまり、たくま君の髪の毛を引っ張っている。


「いででで!!やめろ!!」


といわれて我に帰る。
勝負に勝ったときのたくま君の様子がやたらムカつくもんだから仕方ない。
私はジャイアンカードを主なプレーヤーとして使ってるのだが、たくま君はゲーム中に、

「シネ!!ジャイアン!!!」

とか言って、攻撃してくるので、本気で腹が立つ。

もうちょっとしたら、ダウンロード配信でレアカードの配布も始まるようなので楽しみだ。


子どものころの、ちょっとしたことにでも夢中になって喧嘩になるぐらい友達と遊んだ感覚ってのは忘れたくないもんです。

毎日、出社してデスクワークを繰り返しながらも、ゲームでも何でもいいから「童心に帰れる」ものがあると、ふて腐れずに頑張っていける気がします。


やりたくないことじゃなく、やりたいことを頭の中心において、日々を過ごしていけるならば、同じ毎日でも、楽しいと感じられると気づいた今日この頃です。

たとえ、それが
ドラえもんでも。


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HGが最近はけっこういろんな番組で本名を明かしている。
あの人は同志社大卒業してるだけあって、頭いいから、しゃべりもなかなかいけていると思う。
今後、ぜひ生き残っていってほしいので、そろそろあのキャラを脱却して「住谷正樹」としても笑わせてほしいもんだなぁ〜

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2006年03月03日

怒りで壁を破壊する

前にも話しましたが、私は以前はあるメーカーに勤めていました。


コンサル営業だったんですが、ここの会社、東京以外には専用のサポートセンターなんかおいてなくて、なんと地方では、営業が日替わり交代で、一人で「サポートセンター」を演じていた。


「はい、×××サポートセンターです」

なんて言って、電話とりますが、サポート人員1名。しかも普段はただの営業マン。
センターと呼べる代物ではない。


東北6県(たまに関西がつながらないから、北から順番に電話してヒットしてくる関西人含)の電話を丸一日一人で受け続けるわけだから、

電話応対が大嫌いな私にとっては、「サポートセンター」当番の日は、それはそれはもう地獄の苦しみだった。


サポートセンターの電話ってのは最初から怒ってるお客さんか、パニクってるお客さんが多い。

そのうえ、いつも電話はつながりにくいもんだから、つながった瞬間にはすでに怒りがMAXになっているお客さんも少なくはない。


SQLサーバーがらみのエラーんときは、それなりの規模の会社さんからのサポートが主なので、サポートの中身そのものでは苦労しても、電話をかけてくる相手で苦労することはあまりない。
ちゃんと理性がある人のが多いから。



問題は個人商店や小さい会社のお客さん。
こういうとこの担当者は家族経営が多くて、自宅感覚&訛り丸出しで、電話してくることが多い。
もはや何をいってるのか、日本語を聞き取るのさえ困難な状況なのだ。


その日も声からして70過ぎぐらいのじいさんから電話があった。



「あのよ〜、うまく印刷できねぇんだがよ〜!」



第1声がこれ。
会社名も何も告げず、単刀直入に切り込んでくる。
そういう電話も多いとはいえ、やっぱりカチンとくる。


私は小さく心の中で「シネ」と呟いた。


「申し訳ございません、お客さま。最初に製品番号を頂戴してよろしいでしょうか?」


「んだ?!おれぁ、わがんねぇんだ、そんなもん!
いいから印刷できるようにしてくれや!」



恐ろしいことに数字も読めないジジイのようだ。


製品番号やバージョン情報を聞き出すことで、お客さんがどんな製品を使用しているのかがわかり、サポートがスムーズに行えると同時に、不正ユーザーからの電話があった場合に、察知することができる。
だから製品番号を聞きだすことはサポートの鉄則となっている。


・・・

とっかかりの製品番号を聞きだすだけで、およそ20分は費やしたでしょうか?



その後もジジイの話は支離滅裂で、難解なばかりか、何とか理解して説明しても、何度も同じことを言わせやがる。

話もろくに聞けないらしい。
しかもこういうジジイに限って、なぜか傲慢で、威張り腐っているのだ。


そのうえ不運なことに耳が少し遠いジジイだったので、「聞こえねぇ!」とか言われてるうちに、苛立ってきてジジイの耳、つんざいてやろうかと思い、



「ですから!!!
先ほどから何度か申し上げてますように!!!」




とがなりたてたその瞬間だった。


「ちょっと!電話いったん置きなさいよ!」


といつもろくに電話もとらない事務のお局に注意された。
ジジイをなだめて、電話を保留にすると、お局は


「お客様に『ですから』なんて表現使うなんて失礼でしょ?!何回も説明してやってるって態度がでちゃってるわよ?!声も大きすぎ!!」



「・・・まじで、何度も同じこと言わされてるんです。それに耳が遠いおじいさんなんです。」



「言い訳すんじゃないわよ?!」



このやりとりで私はこの腐れ事務員にもみるみる怒りがこみ上げてきた。



「じゃあ、てめぇがお手本にあのクソジジイとしゃべってみろよ?!」




といいたいぐらいだったが、この事務員はいつも口ばっかりで電話がいくらなっても手なんか出さない馬鹿野朗。

その上、「サポートセンター」の電話は何があっても、その日担当となったその人だけが電話に出なければいけないという謎の社内ルールまで存在していたので、言ってもムダなのはわかっていた。


黙って私は席につき、再びジジイとの悪戦苦闘を続けたのだった。
ジジイから解放されるのに1時間半以上は費やしたと思う。


くたくたになりながら、あんな電話を今日、引いてしまった自分の運命を呪いつ、そして腐れ外道の事務員をさらに呪った。


トイレに行ったら、誰もいなかったので、個室で

「うおおおおおおおおおおお!!!」

と一声あげ、思いっきりサンダルで壁を蹴り飛ばした。


バコッ!!!



瞬間、私の右足は壁をぶち破っていた!!
壁にばっくり穴があいてしまったのだ!!((((;゚Д゚))))



ヒィィィ!どうしよう!?
小パニックに陥りながらも、人がいないのをいいことにそのままその場から逃げた。


知らん振りして、普通にまた「サポートセンター」をやっていると、15分後ぐらいには、
ユサさんという女性の先輩が


「ちょっと、ちょっと!びっくり!
トイレの真ん中の個室の壁に大きな穴があけられてたわよ!!!
気持ち悪い!変質者の仕業かな?」



と血相変えてやってきた。


「…怖いですね、そうですね、きっと変態の仕業ですよ」


と力なく答えた。
今、ここにこうしてユサさんの目の前にいるのが、その変態ですとは言えなかった。


壁の補修費用っていくらぐらいかかるんだろう?
請求はあのクソジジイと事務員にあげてくれるならまだしも、自分は絶対払いたくない。


大体、新しいビルだし、トイレだって立派できれいだから、あんな簡単にぶっ壊れるなんて思わなかった。
ほんのストレス発散のつもりだったのに…。


恐るべしヒールの威力。
だてにかかとにすべての重力を背負ってるわけじゃないんだね。

力点の作用によって、起きたミラクルか?でも、私にとっては不運なミラクルだよ…


2日後ぐらいに、業者がやってきて、壁の補修工事が始まった。
「犯人は現場に戻る」とよく言われているので、疑われないよう工事の様子をのぞきにいきたいのを我慢した。


ドゴドゴドゴって音がするのは壁の穴を埋めているのだろうか?
私は工事が終わるまでの間、青い顔をしてひたすら、何事もなく時間が過ぎていくことを祈った。



工事のお兄さん、頑張って!
早く壁を元通りにして!!
そしてみんな壁に穴があいたことなど忘れちまえ!!




こうして私は補修費用を請求されることもなく、この秘密を2年半保ち続けた。
その会社を辞めるとき、最後にみんなにご挨拶するときに、ユサさんに

「あのときの『変態』は私です」

と一言、告白して去りました。
皆さんもトイレでストレス発散にひと暴れするときはくれぐれもご注意くださいね。

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もっと脳を鍛える大人のDSトレーニングを買って、トレーニングしているが、いまだに脳年齢が20代にたどりつけない。
たくまくんは1回で20代をはじきだしたので、なんか悔しい。
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posted by きょんこ1210 at 15:37| Comment(11) | TrackBack(0) | 思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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