披露宴の打ち合わせや、アルバム用の前撮りなどで、結婚式場へ何度か足を運ぶこととなった。
披露宴で司会を担当してくださる女性が
「会場でお二人のプロフィール紹介を致しますので、こちらのフォームに記入して頂けますか?」
と2枚の紙を差し出してきた。
たくま君と私の分とそれぞれ1枚ずつだ。
そこには「子どもの頃の一番の思い出は?」とか「好きな言葉は?」とかいくつかの質問が記載されていた。
私は好きな言葉の欄に、迷うことなく
「ギブアンドテイク」
と書いた。
本当は「目には目を 歯には歯を」が一番大好きな言葉なのだが、花嫁にはふさわしくない気がしたので、やめといた。
用紙を司会者の女性に差し出すと、女性は一瞬、「うっ?!」という困惑の表情を浮かべ、
「…ギブアンドテイクですと、ちょっと花嫁さんっぽくないかなぁと思われるのですが?」
と曖昧に微笑んだ。
何?!
ギブアンドテイクにだめ出し?!(;゚Д゚)
一応、花嫁としての立場を意識し、2番目に好きなギブアンドテイクを選んだのだが、まだ自覚が足りなかったらしい…
ちなみにたくま君は「思いやり」と書いていた。
「ギブアンドテイクですと、ビジネスライクというか、ちょっとガツガツした印象になってしまいますんで、似たような言葉で『持ちつ持たれつ』なんかどうでしょう?」
「あ、じゃあ、それでお願いします。」
こうして花嫁の好きな言葉は
「持ちつ持たれつ」となった。
その後、演出の話に至った。
私が結婚した2002年はNHKのプロジェクトXが流行ってた頃だったので、
プロフィール紹介はぜひともプロジェクトX風味でお願いしたいと頼んでみた。
中島みゆきの「地上の星」をバックに流しながら、我々の幼少の頃の写真をスライドショーで流し、司会者には田口トモロヲの語り口で紹介してもらったら、きっとウケると思ったのだ。
できれば、「プロジェクトX〜挑戦者たち〜
握り飯が結んだ愛」とかテロップも入れて欲しいとお願いしたが、
「基本料金の範囲外なので、難しいです」
と冷たく言い放たれた。
その後、どうしてもプロジェクトXにこだわるのであれば、用意した写真の一つ一つに、
プロジェクトX風味にこしらえたナレーションを用意してくれと言われた。
そしたら田口トモロヲを意識しながら、ナレーションを読み上げてくれると司会者の人は
約束してくれた。
こうして私はたくま君と相談しながら用意した一つ一つの写真にナレーションを考えたのだった。
例えば、
★きょんこ1歳★
一番古い記憶は、おんぶされながら、ばあちゃんの耳たぶをいじったことだった…

とか
★きょんこ8歳★
狂おしいほど茶碗蒸しがおいしかったので、法事の席にも関わらず奇声を発したのだった…

とか
★きょんこ20歳★
受付のアルバイトをやってはみたものの、昼メロばりに人間関係がドロドロとした職場に困惑の日々だった…

とか全部「〜だった…」で紹介してもらうことにした。
こうして準備を重ねながら、いよいよ挙式当日となったのである!
つづく。
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今朝はたくま君が慌てて、上は黒、下は紺色のスーツで出かけてしまったということで一度出かけてから10分後に戻ってきた。
おかげで久しぶりに一緒に通勤列車に乗れた〜〜
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