2006年09月20日

タカノリ先輩

こないだ出勤途中に急に声をかけられた。

「きょんこさん、お久しぶりです!!」


見ると、以前、努めてたソフトウェア会社の後輩の女の子。


「わぁ!!ようこ!!何やってんのさ、こんなとこで?」


聞くと、彼女の先日、会社を辞めて転職したとのこと。
そいでもって、私の会社が入ってるビルの1Fに就職したとのことだった。


「じゃあ、今度昼でも一緒に食べようよ〜〜」


そんな話をしながら別れた。
んで、昨日もまた会って、ペラペラと会話しながら、何となく自分の新入社員当初の思い出が蘇った。


洋子は新人のときは、いつもわけわかんない客にひっかかって、サポートで嫌な思いをしつつ、私に質問しに来ていた。


私も新人のときに、同じようにお世話になっていた先輩がいた。
それがタカノリ先輩だった。


タカノリ先輩は何となく運の悪そうな人で、いつも事務の怖い大御所の先輩から怒られていた。


同じ台詞吐いても、他の人は許されて、
タカノリ先輩は許されない。

そんな貧乏神のついた人だった。


彼の世界観は独特でマニアックなほどにパソコンに精通しており、怪しいサイトも立ち上げているとのことだった。
私や他の社員が何度もURLを教えろ!といったが、全容は明かされないまま彼は会社を去ったのだった。


私が新人の頃は、毎日の深夜までの残業で身体も心も疲れきってボロボロだった。
人前にも関わらず、涙を流して大泣きしたことも何度かあった。


今、考えると、恥かしいし、情けないが、とにかく大変だったのだ。
そんなときに、優しくしてくれたのがタカノリ先輩だった。


何かのきっかけで、タカノリ先輩と携帯のアドレスを交換したのだが、それ以来、彼は事あるごとに私に励まし(?)のメールをくれるようになった。
そして、メールの最後にはいつもシリーズ化されたある文面がついていた。


それは、「ジャンプヒーローシリーズ」。

メールの本文の最後に必ず「今日のジャンプヒーロー」と題して、意味不明の言葉が書き添えられているのだ。

例えば、ある日のメールはこんな感じだった。

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タイトル:「元気だせよ」

本文:
 渡ブー(渡邊部長)のいうことなんて気にすんなよ。
 ●●●クリエイトのくそオヤジも無視だ!

☆☆☆今日のジャンプヒーロー☆☆☆
「屁のつっぱりはいらんですよ」

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…キン肉マン?


またある日はこんな感じだった。

===========================================

タイトル:「本日のサポート」

本文:

輝リー(輝彦リーダー)も忙しい人だからね。別に怒ってたわけじゃないと思うよ。まぁ、そのうち早く帰れるようになるって。
遅くなったら、また送ってあげるし。

☆☆☆今日のジャンプヒーロー☆☆☆
「地球のみんな!オラに元気をくれ!!」

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元気玉作成時の悟空?


その他、

「だてにあの世はみてねーぜ。」←幽遊白書

「アベシ!!ヒデブ!!タワパ!!」←北斗の拳

「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」←ジョジョの奇妙な冒険


といったちょっと懐かしの少年ジャンプのヒーロー名言集を先輩は毎回送りつけてくるのだ。
そんなメールを入れてくる先輩も先輩だが、わかってしまう私も私だ。


最初のうちはそれに反応したメールも返していたが、後半はジャンプヒーローに関しては、無視するようになった。


回を重ねるにつれ、マニアックになりすぎて、毎回、どうリアクションとっていいかわかんなくなってしまったのだ。


なんとか最後わかったのは、
「すごいよ!!マサルさん」の
「おやごさんにヨロシク」ぐらいだった。

マサルさんはセクシーコマンドーの伝道師だったよね?たしか。


さらに先輩もネタが尽きたのか、メールを寄こさなくなった。
そうこうしてるうちに、彼は東京へ飛ばされ転勤になり、まもなく辞めさせられ退職した。


普段からちょっと変った先輩だったのだ。
趣味がPCとモダンバレエということで、先輩にチケットを渡され、先輩の出演する
市民ミュージカル「キャッツ」も見に行ったことがあった。
先輩はオス猫の役だったが、怪しい動きでとても目立っていた。

でも、一緒に来てた瞳が

「つまんないから、帰ろうよ」

というので、早々と会場を後にした。


後日、先輩に感想を聞かれたとき、

「すっごい素敵でした!!面白かったです!!」


と言ったけど、
実はけっこう早い段階で帰ったので、内容は一切わかりません。
ごめんなさい、先輩…。


先輩は社員旅行でもモダンバレエを披露してくれた。
右半身男性、左半身女性の格好で。


狂おしいほどに自分の身体を抱きしめながら、男女の恋物語を踊り通した先輩には、感動の拍手ではなく、失笑が与えられた。


今さらだが、けっこう面白い先輩だったなぁ
そして、けっこう励ましてもらったな〜


当時はありがたみがあんまりよくわからなかったけど、あとから振り返ると、ちゃんと感謝しなくちゃいけないですね。


先輩、本当にあの頃はありがとうございました。
ちゃんと生きてますか(^∀^)?
心配です。
posted by きょんこ1210 at 15:49| Comment(7) | TrackBack(0) | 思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すごい先輩ですねぇ・・・仕事歴20年近いけど会社でそんな人が身近にいたことないですよ。一生懸命考えても思い当たらない。(笑)

きょんこさんの周りって楽しい人多いですよね。あすかちゃんとか。
Posted by ケイ at 2006年09月21日 11:01
私もこんなに個性的だった先輩に遭遇したのはその一度きりですよ。
今、思えば貴重なやりとりだったと思います。
確かに中高生のころ、楽しいハプニングがたくさんありましたが、ほとんどの事の発端はあすかちゃん一人です(^_^;)
彼女のような強烈に面白い人に出会えて本当によかったです。おかげで青春期は笑いに満ちていました。
Posted by きょんこ1210 at 2006年09月22日 14:41
こんな先輩がいたら退屈しないですみそうですね。
性格が濃すぎるって感じがしないでもないですけどw

ちなみに「おやごさんにヨロシク」は「すごいよ!!マサルさん」の中のヒーロー、ヨロシク仮面の決め台詞だったはずです。あの漫画には爆笑させてもらいましたw
Posted by カサ at 2006年09月23日 14:02
>一緒に来てた瞳が「つまんないから、帰ろうよ」

あははははははは、瞳ちゃんがそんな発言するとは。本気つまんないんだね〜

素人演劇はふれ嫌い
演劇する人の自己満足でやっていて
見せるという点で、まったく評価できない。
四季とか見ると、やっぱり違うと思います・・・比べるのも変だけど。
Posted by ふれ at 2006年09月25日 00:08
先輩はいい人だけど会社では浮いてしまったり、
いじめられてしまうタイプですね…
新しい会社で負けずに頑張っていて欲しいですね!
きょんこさんの周りは面白い人が多いですね。
Posted by どんぐり at 2006年09月25日 09:02
すごい笑ってしまいましたw

狂おしいモダンダンスが最高!!
見てたら、すっごい笑うか引くかどっちかだなぁ。
Posted by natsu at 2006年09月25日 10:33
カサさん

ああ!ヨロシク仮面なつかしい!!
マサルさんが変身した姿じゃなかったでしたっけ?
記憶があいまい。
もうちょっとさかのぼると、また別の漫画家のだったけど、「変態仮面」なんてのもいましたね。
股間がチマキのあのヒーローですよ(^∀^)

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ふれさん

瞳はぼんやりしてるようで、けっこう自分の我欲には一直線で思ったことをはっきり言う頑固な一面も持ってるのですよ。
中学のときもプリントの配り方で喧嘩になった記憶が…

でも、まじでつまんなかったのです。
夏休みだったのですが、せっかくの貴重な夏の昼間をこのまま過ごすのは嫌だなぁと私が思ってたときに、瞳がストレートに本音を言ってくれたので、さっそうと会場を後にしました。

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どんぐりさん

ええ、かなり浮いてました。
事務の女の人からの攻撃は尋常じゃありませんでした。ものすごい差別攻撃です。

タカノリ先輩は

「●●さん(事務員の名前)とはうまく付き合っておいたほうが身のためだよ。」

と私にアドバイスしてくれたことがありましたが、まずは自分がうまくやっといたほうがいいんじゃ…って思いました。

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natsuさん

爆笑はあったのですが、けっこう曲が長かったので、後半は寒い空気が流れていました。
Posted by きょんこ1210 at 2006年09月26日 15:06
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