2005年06月10日

おたまじゃくしを見に行こう

4月に入学した新入生の皆さんは大学生活にも慣れてきて、今が一番楽しい時期ではないでしょうか?

大学に入学して1〜2ヶ月も経とうとする頃には、新しいお友達も自然にできるもんです。
私は学生のころ、ユウミさん、史恵ちゃんという女の子と親しくなりました。

大学っていったら、サークルだ〜ということで、何のサークルに入ろうか、考えあぐねた挙句、史恵ちゃんが体育会系はきついし、せっかく国際文化を専攻してるしってことで、ESSという英会話のサークルに入ろうという話になりました。

部員もそんなに居ないから、部室はきっといい荷物置き場になるよ♪と軽やかな笑顔で史恵ちゃんは言いました。

そんなある日の午後、ほぼ単なる溜まり場と化していた部室で、
ユウミさんと二人でテレビ見ながら談話してると、
4年の先輩と、留学生のダニエルがやってきました。

先輩:「おう!きょんこちゃん、ユウミちゃん、暇そうだね〜!」

ダニエル:「ヒマヒマ、Oh!フリータイム!(片言)」

そんなこんなで先輩たちも含めて4人で他愛もない会話が始まったのですが、突然先輩が突拍子もない台詞を吐きました。


「おたまじゃくし、見に行かない?」


会話の流れにまるっきり合ってないすっとんきょうな台詞に唖然とする私とユウミさんでしたが、
ダニエルがはしゃぎながら「TADPOLE!」と言いました。

よくよく話を聞いてみると、大学から近くの小さな池におたまじゃくしがたくさん泳いでるのを発見したので、癒されるから見に行こうということでした。
午後も休講で特に予定もなかった私たちはすぐOKし、先輩の車に乗り込みました。
運転は先輩、助手席にダニエル、後部座席に私とユウミさんが座り、いざ出発です!


ユウミさん:「いや〜、ちょっとしたドライブですね、ありがとうございます、先輩!」

先輩:「天気もいいし、たまにはいいだろう♪」


無邪気にはしゃぐ私とユウミさん、ダニエルも楽しそうに鼻歌なんか歌っています。

近いという話だったので、10分もすれば到着するのかと思ってましたが、20分ほど経過しましたが、
一向に到着する気配がありません。
車はどんどん険しい山道へと進んでいきます。会話も尽きて、無言の車内。
ダニエルだけが妙なテンションで「おったまじゃくし〜〜♪」と歌っています。

そのとき、突然横に座っていたユウミさんがハッとした顔をして、私の腕をがしっとつかむと、耳元でこんなことを言いました。

ユウミさん:「お、おたまじゃくしって、違う『オタマジャクシ』なんじゃ…?!」

私:「へ?違うおたまじゃくし??」

ユウミサン:「どんどん山奥いってるじゃんっ!!」

私:「は??よくわかんない」

そんな私たちの小声でのやりとりを知ってか知らずか、先輩がのんきに、

「池の横にログハウスみたいな小屋もあるんだよ。そこでちょっと休むこともできるよ」

と言いました。


それを聞いたユウミさんは口をパクパクさせながら、声にならないか細い声で、

先輩とダニエルのオタマジャクシを見せられるっ!!」と言いました。

ユウミさんはどうやらエロス的方向へオタマジャクシを解釈し始めたようです。

「そんなわけないって〜!」

と笑いながらも、車がどんどん奥へと進むにつれ、私にも不安が少しずつ押し寄せてきました。

なぜか高校のときにエスパル(地元ファッションビル)前で友人と待ち合わせをしていた時の、在りし日に遭遇した変態外国人の思い出がよみがえってきました。

エスパル前では地元ローカル番組「Oh!バンです(さとう宗幸司会)」の小コーナーがあり、私が高校生だった1995年当時、この番組ではお前は何者なんだ?って感じの天パの外国人も小コーナーで出演していました。

その外人がまだビデオが回っていないのをいいことに、私のほうへ何かをもって歩いてきました。
目の前に立った外人は、手に黄色くてでっかい長い棒状のものを持って、ぶらぶらさせてました。どうやら、切ってないタクアンのようでした。奴は、それを私の目の前にかざすと、

「ボクノモコンナ、感じダヨ〜うひょひょひょひょ!」

と言ったのです!!
苦々しい思い出です。その思い出の変態外人とダニエルがなぜかダブって見えてきました。
っていうか、あれはダニエルだったんじゃないか?とまで思えてきました。


隣のユウミさんも、今や苦悶の表情で黙りこくってます。
彼女の頭の中では、今や「オタマジャクシ」は恐怖対象の何者でもないようです。

心なしか、ダニエルの青い瞳がするどく光ってさえ見えます。
間抜けな「おったまじゃくし〜♪」という歌声も、悪魔のテーマソングに思えてきました。

そんな極限状態の中、車は急に止まりました。
「着いたよ〜♪」

本当に山奥でした。でも、小さな池があって、かわいいおたまじゃくしがたくさん泳いでるのが見えました。
非常にのどかです。

「なぁ〜?いいだろう?」
先輩がさわやかに笑います。私たちの操は守られました…っていうか、最初から何の危険もなかったです。
ユウミさんの「違うおたまじゃくなんじゃ?!」発言から始まって、
勝手に思考回路をエロス転換させていたのは我々だけだったようです。

そんなこんなで、うららかな5月をのどかに満喫し、我々は家路についたのでした。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

よくおいでなすったぁ、さぁ、こちらへどうぞ( ´∀`)⇒人気blogランキングへ
posted by きょんこ1210 at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/4260007

この記事へのトラックバック


楽天トラベル
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。