2005年06月14日

お笑い目隠し鬼

昨日のブログでもちょっと書いたけど、私が中学生だったころ、仲間内で「目隠し鬼」がはやっていた。
これまた単純なゲームで学校のハチマキもしくはタオル等で目隠しをした鬼が、逃げる仲間を捕まえるというゲームである。
つかまったら、今度はそいつが鬼になる。

男女混合で遊んだときに、あすかちゃんが鬼の大津のジャージ&パンツをずりおろし、その日から大津が「ポークビッツ」というあだ名になったことは昨日、すでに触れた。

学校で遊ぶときは、踊り場で、ごく親しい仲間だけで集まって遊ぶときは、沙織ちゃんの部屋が基本だった。
沙織ちゃんの部屋は4畳半で、ちょっと狭いとこで遊ぶぐらいがスリリングな目隠し鬼には、持って来いの場所だった。


目隠し鬼をするときは、鬼に居場所が分からぬよう、皆、息を殺して静かに逃げ惑う。そのサイレンスな空間の中での皆のギクシャクした動き(特に狭いと、そのギクシャクの度合いが増し、より面白い)がとっても楽しいステキな遊びだった。

遊びは日々の中で、いくつかの変化をとげる。いつの頃からか、あすかちゃんは鬼になると、変なダンスを踊ったり、謎の替え歌を歌って、逃げる誰かがウケて、「ぶーっ!!」と吹き出すと、その声を頼りにタックルをしかけ、つかまえにかかるという技を編み出した。

負けじと私はエンドーチェーンの紙袋にまぬけな絵を描き、それを頭にかぶって、鬼役を勤めるようになった。何しろなんでも面白く感じる多感な時期だから、これだけでもみんな笑ってくれる。(こんな感じの絵を描いてました)⇒12345.gif

いつしか相手を捕まえることが目的ではなく、いかに笑わせるかが目的となってくると、中には屁をこいてウケをねらおうとするものまで現れた。

そんな中、その紙袋をかぶる行為は常套手段となり、捕まえると、自らかぶっていた紙袋を相手に渡し、かぶせるという儀式も生まれた。王冠の返還だ。

しかし、ここに一つの落とし穴があった。それは瞳の口臭とつばの量が異常に多いということだった。
瞳から紙袋を受け取ると、やたら湿っぽい。そして、それをすっぽりかぶると、
It’s a Hell !!まさに地獄の臭さだ!!

瞳が鬼になったときだけ、みんな本気モードだった。目つきが変わる。動きが機敏になる。誰もがスメル地獄を恐れ、死に物狂いで逃げ惑う。
他の人が鬼の場合の、鬼交代までの時間が5分とすると、瞳の場合は、約20分近い。それだけみんなすばしっこく逃げるし、あすかちゃんなんて一度手を捕まえられたのに、それを振り払って、瞳を蹴り飛ばし、「捕まってねーよ!!」と逆ギレする始末だ。

そんな中、瞳がとうとう泣き出した。瞳だって、普通の中1の女の子。
「みんな、なんで捕まってくれないの〜〜??」
正直にここで理由を言えば、瞳はさらに泣くのではないか?おまえの口臭が地獄並だからなどとは死んでも言えない。

そんな重苦しい空気を跳ね飛ばす声が出た!
「瞳、その紙袋、そろそろ(我々が)苦しいだろうからターミネーターになろう!」
???

沙織ちゃんだった。みんな、最初意味がわからなかったが、彼女が言うには、お父さんがターミネーターばりの革ジャンとサングラスを持っていて、しかもあの「じゃらら〜〜♪じゃ、らんら〜♪」という重厚なテーマソングまで家にあるという。

今から鬼役は紙袋をかぶるのではなく、ターミネーターに変装し、テーマソングの流れる中、ゲームをスタートしようという話になった。ハチマキで目隠しした上に沙織パパのサングラスをかけ、皮ジャンを着て、おもちゃのピストルを持った瞳は立派なターミネーターだった。体格のいい瞳だからこそ似合うのかもしれない。

部屋の外に瞳をその格好のまま待機させ、音楽スタートとともに、瞳はゆっくりと扉を開け、
「I’ll be back!(アイルビーバック)」

とキメ台詞を吐きながら登場した。まだ未来形willを習ってなかったので、意味はわかってなかった。
この後、「目隠し鬼」は鬼があらゆるキャラになりきりながら、ウケをねらいつつ、相手を捕まえるというゲームに進化した。瞳の口臭が「目隠し鬼」をさらにパワーアップさせる原動力となったのだ
夕焼けの中、部屋の外で待機する瞳を沙織ちゃんのお母さんも台所からそっと見たそうだが、けっこう背中に哀愁が漂っていたという・・・。

あれから10年ほど経ちましたが、今もよく瞳は会話の中で、興奮し、ツバを飛ばすことがあり、いつも1歩退いておしゃべりをしています。

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愛・地球博もいいけどさ…
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posted by きょんこ1210 at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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